2009年04月03日

今作っているねじを自分でも欲しいと思いますか?

ねじ

・ねじの入りがスムーズでない
・ねじ毎に使用した感じが異なる
・十字穴が潰れてしまう
・頭の形状が丸ではない気がする
・ステンレスなのに輝いていない

こんな不具合があっても、ねじを買ったお店に相談すると「JIS規格に適合しています。」という一言で片付けられてしまう、そんな経験はありませんか?

締結に用いる手段は日々進歩しています。
エアドライバーや電動ドライバーのスピードやパワーが向上すれば、
ねじの寸法精度や強度もそれと同様に向上させる必要があります。
特にリセス(ドライバーの先端が入る穴)とねじの芯を合わせることはとても重要です。現在の製造技術ならば、今よりもねじの性能を高めること、バラツキを抑えることは可能です。ところがねじの規格の多くは昔からほとんど変わっていません。規格どおりに作っていたら許容範囲が広すぎてバラツキが出てしまうのです。
芯ブレ

当社はJIS規格よりもさらに厳しく設定した社内規格に則ってねじを製造しています。
寸法、形状、外観、強度、重量を均一に。どのねじでも同じ使用感を得られることが目的です。結果として、特に以下の点では他社製品との違いをハッキリ体感することができます。
・リセスとねじの芯がしっかりと出ており、ねじ込みが安定している。
・十字穴がドライバビットにぴったりくいつき、ガタ付かず、つぶれにくい。
・ねじがキレイに輝いている。
当社製品を一度使ってしまうと、他のねじは使えなくなります。

優れた性能を持つものには美しさがある。美しいものには所有する喜びがある。
美しいねじを作りたい。
当社の社員が自問自答すること。それは「今作っているねじを自分でも欲しいと思いますか?」

「自分が買い手なら、迷わず自社製品を選ぶものづくり」
それが私たちの合言葉です。
posted by 興津螺旋 at 16:55| Comment(0) | 品質について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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