2009年12月03日

高強度ステンレス、C1-110六角穴付きボルト登場

ステンレス六角穴付きボルトはA2-70(引張強さ700N/mm2以上)という、ステンレスの中では高い強度区分に属し、耐食性に優れています。しかし、更なる強度を求めてもSUS-XM7では900N/mm2程度が限界で10.9、12.9などの合金鋼には敵いません。

しかし合金鋼は錆びに弱いのが欠点です。10.9ボルトならめっきをすればある程度の耐食性を持たせることはできますが、ステンレスにははるかに劣ります。そして12.9ボルトの場合、水素脆性の恐れによりめっき自体が推奨されません。

そこで当社が提案するのがC1-110ステンレス六角穴付きボルトです。
C1-110ボルト

C1-110といってピンとくる人は、ステンレス鋼にとても詳しい人に違いありません。
C1-110はJISで規定された、マルテンサイト系ステンレス製ボルト・ねじの強度区分です。
SUS-XM7(304系)などに代表的される非磁性のオーステナイト系ステンレスに対して、
マルテンサイト系は焼入れができて磁石にも付くので、鉄のように思われがちですが、
紛れもないステンレスです。ボルトでは珍しいのですが建築用ではよく使われます。
ステンレス早わかり表

マルテンサイトステンレスは熱処理できるので、引張強さの実測値は1200N/mm2と、
12.9ボルトに極めて近い特性の高強度ステンレスボルトを作ることができるのです。
このときの熱処理は建築用のねじとは異なり、ボルト用の熱処理条件を用います。
こうして作られたC1-110ボルトはJIS規格でも規定されております(JIS B1054-1参照)。
ステンレスなのでめっきが不要のため、環境に優しいのも特長です。
強度区分

現在は受注生産で承っております。M2〜M8までの製造が可能です。
C1-110ボルトファミリー

12.9ボルト並みの強度・ステンレスの耐食性を併せ持つ、C1-110ボルトをお試しください。

主な用途
自動車・二輪車
機械・ロボット・FA
船舶関係
建築・建材
太陽光発電・二次電池・ガス石油機器・その他屋外設備


posted by 興津螺旋 at 10:08| Comment(0) | 新製品のご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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