皆様の温かいご支援のおかげで、この日を迎えることができました。ありがとうございます。
日本の各地で安全が脅かされています。食の安全、生活の安全・・・
製造業に携わるものとして、自社で生産する製品に関しては
自信を持ってお客様にお勧めできるものだけを提供するのが
安全を守るための最低限の責任だと思うのです。
当社の目指す姿は「美しいねじを作る会社」です。
美しいねじというのはいったいどんなねじでしょうか。
キレイな色に発色したチタン合金ねじ、シルバーに輝くステンレスねじ・・・
それらは確かに見た目は美しいのですが、それだけの意味ではありません。
高品質なこと?
高品質の条件はいろいろあります。「寸法が規格内に安定していること」「不良品が混じっていないこと」「要求する機械的強度を満たしていること」「外観に欠陥がないこと」・・・
簡単に言えば安定して良品範囲内に入っているということだと思います。
しかし当社が目指すのは高品質を超えた「美しいねじ」なのです。
美しいねじというのは「これ以上いいものは存在しない」レベルのねじです。
上記の高品質に加えて「寸法、重量は中央値」「使いやすい」「自分でも欲しいと思える」・・・
使う人の立場で最高のねじを作る。優れた性能を持つもの固有の「美しさ」を求めています。
時々「安くていいものを作って」という要望をいただくことがあります。
しかし当社は安くていいものを作ることはできません。
安くていいものを作ることは「手間を省いて落とせるところを落とす」「安い中から幾分マシなものを探す」という作業になります。
それは最高のものではなく、結局安物なのだと思います。
当社はその代わり、いいものを安く作ることはできます。
最高の材料を使い、最高の工程を経て、必要な管理をすればコストはかかります。
でも、自動化、ECRS等の手法を用いて「手間を省かずムダを省き」
最高の性能と品質レベルを維持しつつ、いかに安くできるか。
こういう追求をしてコストダウンしたものは安物ではなく、最高の製品に変わりありません。
これまでも、これからも、お客様のご期待に添える、いいものだけを作る会社であり続けます。